MVNOのギモンを解消!

格安SIMで思う存分
通信したいときは
無制限プランを選ぶべき?

幅広いプランが魅力の格安SIMですが、やはり通信制限を気にせず、思う存分ウェブブラウジングや動画視聴、ゲームのプレイをしたいと考えている方が多いのではないでしょうか。
そんなときに気になるのがデータ無制限プランの格安SIMです。データ無制限プランとは、データ消費の上限が決まっている一般的なデータ容量プランに対し、無制限に通信が行えるプランのことですが、注意して使用しないと、無制限プランでも通信制限が発生してしまうこともあります。
ここではまず、一般的なデータ容量プランの仕組みを再確認し、データ消費節約のコツを解き明かしていきます。それを踏まえた上で、無制限SIMの仕組みとメリットやデメリット、どのような方が無制限プランを選択すべきなのかを考えていきましょう。

格安SIMのプランについて

一般的なプラン

格安SIMでの料金プランで一般的なのは、毎月使用できるデータ容量の上限が決まっているプランです。例えば、1GB/3GB/5GB/10GB〜などの中から毎月自分が消費するデータ容量プランを選び、その通信容量の中でデータ通信を行う仕組みとなっています。

もしデータ容量が余ってしまうときには、その月の残りのデータ通信量を翌月に繰り越せるサービスや、余ったデータ容量をユーザー同士でシェアするようなサービスを展開しているMVNOもあります。残ってしまったデータも無駄なく使えるように、MVNOのサービスを利用するのもデータ消費節約の有効な一手です。

では、反対に、契約しているデータ容量を越してしまった場合はどうなってしまうのでしょうか?

越えるとどうなる?データ通信の制限について

3大キャリアの料金プランでもあるように、決められたデータ容量を越えてしまうとその月は以後、通信制限がかかった状態となります。通信速度は格安SIMではおよそ200kbpsとなることが多いため、地図やゲームはもちろんSNSでの画像表示などの読み込みでも時間がかかってしまい、ストレスを感じながらの操作となってしまいます。
この通信制限状態から脱するための方法は、2つあります。

  • 利用請求締め日が過ぎるまで待つ
  • 追加データ容量を購入する

では下記で詳しく見ていきます。

利用請求締め日が過ぎるまで待つ

追加料金なしで通信制限を解除させるには、利用請求締め日を過ぎてデータ容量がリセットされるまで待つようにしましょう。通信制限で通信速度がとても遅い場合でも、Wi-Fi環境下であればいつも通りの高速データ通信が可能です。利用請求締め日が過ぎるまでは、できるだけWi-Fi環境下で利用するようにして待つのがコツです。

追加データ容量を購入する

200MBで○円など、追加分のデータ容量を販売しているMVNOも多くあります。料金はプランの容量と比べると割高になってしまいますが、購入すれば低速データ通信状態から脱出することができます。追加購入分のデータ容量には使用期限が設けられている場合もあるので、購入時に確認し、期限内に使いきれないほどの追加データ容量を購入しないようにするなどの対策をしておくと安心です。

このような対応策があるとはいえ、できれば通信制限には引っかかりたくないものです。制限された状態にならないためにも、日々どの程度データ容量を消費しているのか、自分で把握・管理をすることが快適な使用の第一歩です。

短期的な通信量で制限がかかるプランは要注意

毎月7GB使用できるプランであっても、1日〜3日、集中的にデータ通信を行うことによって通信が制限されてしまうプランもあります。例えば契約するプランによって「毎月7GBを使用できるプランであっても、連続した3日間の合計が3GBを越えてしまうと、通信制限がかかってしまう」ということもあります。
通信制限はできるだけ避けたいのがユーザーの正直な思いです。データ容量プランを契約するにあたって、できるだけ通信制限の設定値が大きいMVNOか通信制限がないMVNOを選定すると、スムーズに運用できるかもしれません。

通信制限からの救世主「低速モード」って?

通信制限を回避するのに有効な一手として“低速モード(節約モード)”を使用するという方法があります。低速モードは多くのMVNOが設けている、通信設定のひとつです。低速モードは、通常の通信速度と比べて速度は遅くなってしまいますが、MVNOによっては、低速モードでの通信量をカウントしないなど、データ通信容量の消費節約にはありがたい機能となっております。

  • LinksMateは、低速モードでも通信量をカウントします

速度はおおよそ60Kbps〜300Kbps(時間帯や格安SIMによって速度は異なります)となっており、LINEやTwitterを始めとしたテキスト中心のページやSNSであれば、問題なく使用できるでしょう。
また、音楽配信サービスなどで音楽・ラジオコンテンツを利用したいときは、読み込みに少々時間を要しますが、利用は可能です。音楽ストリーミング配信を低速データ通信で聴く際には、一度Wi-Fi環境下や低速モードをオフにして読み込みを行うことで、その後はスムーズに再生が行えます。
もし、契約したMVNOのプランに低速モードがある場合は、状況に応じて低速モードのオン・オフを使い分けて使用してみると良いでしょう。ただし、低速モードの利用時にも、数日の間で一定量以上のデータ通信を行うと制限が掛かる場合があります。
事前にしっかりと確認しておくようにしてください。

データ通信容量無制限の格安SIMって?

無制限で使えるSIMがある

データ容量が決まっているデータ容量プラン以外に、月のデータ通信容量が無制限の格安SIM(無制限プラン)もあります。一見、魅力的なプランに見えますが、無制限であるがゆえのデメリットなどは事前に把握しておく必要があります。無制限プランの格安SIMの仕組みや注意すべきことなどを見ていきましょう。

  • LinksMateでは無制限のプランは提供しておりません

通信速度が遅くなるときがある

データ容量プランと比べて、無制限プランは通信速度が落ちやすい傾向にあります。特に、朝と夕方の通勤・通学時など、一定の時間帯には回線が混雑します。格安SIMでの回線の混雑による通信速度の低下は、どのプランでも見られるデメリットではありますが、無制限プランではさらに速度の低下が感じられる可能性があるため注意しましょう。

短期間に多くの容量を使うと通信制限?意外な落とし穴とは

無制限プランでも使い方によっては通信制限にかけられてしまう可能性があることを押さえておきましょう。
契約するプランによっては「1日で500MB」や「3日で6GB」などの規定量を越えてしまうと、数日間通信制限がかかってしまうパターンがあります。
それぞれの通信制限の規定量の条件の境目となる数値はMVNOによって異なるので、なるべく制限がないプランか制限の設定値が大きいプランを選ぶことで、通信制限の懸念は払拭されます。
しかし、制限がない、またはゆるいMVNOだと、通信速度が落ちてしまったりするケースもあるため注意が必要です。自分の使い方と格安SIMプランに求める優先事項を整理しておきましょう。

動画再生やゲームプレイでの向き・不向き

動画再生の場合

動画再生については、その使用頻度により無制限プランが適しているかどうかが決まります。YouTubeやニコニコ動画、Hulu、Netflixなど多種多様な動画サービスがありますが、どのサイトの視聴でも1日1時間程度、スマートフォンで360p(普通画質程度)の動画を見ると、平均でおよそ239MB分のデータ消費が発生します。その場合、毎日視聴を続けても、1ヶ月でのデータ通信量は7GBの消費となります。そのため、動画以外にデータ消費の大きい作業を行わない場合には、データ容量プランでの契約のほうが通信速度も良好で快適に使用できます。
一方、動画の視聴時間が1日2時間を越し、それを毎日続けるということであれば無制限プランの強みを存分に活かせます。また、日によって視聴時間が異なり、月のデータ使用量が膨大になってしまう可能性が大きい方も無制限プランがおすすめです。

ゲームの場合

ゲームについても動画再生と同じように、無制限プランの向き不向きはその使用頻度によって異なります。
一般的なユーザーは、基本的に通信速度が問題にならないことも多いですが、ゲーム内でのイベントでの上位層を狙う(読み込み速度の数秒を争うレベル)場合には注意が必要です。
また、通信制限を回避するためにも、データ通信時のダウンロードや読み込みなど、容量の重いデータをやり取りするときには、MVNOの契約プランによっては規定量を越える可能性もありますので、無制限プランであっても、Wi-Fiを利用してデータ通信するようにしましょう。

知ってた?オプションサービスのあれこれ

「できれば、データ通信量を気にすることなくコンテンツを利用したい」方におすすめなのが、各MVNOが打ち出しているオプションサービスです。これはデータ容量プランに適用されることが多く、動画や音楽、ゲームなどのコンテンツを頻繁に利用するようであればオプションサービスを駆使することで、快適に通信できるようになるかもしれません。
YouTubeなどの特定コンテンツであれば、データ通信量がカウントされないオプションサービスを設けているMVNOもあります。
LinksMateでは、ゲームに特化したサービスを展開中です。カウントフリーオプションに加入することで、SNSや対象の動画コンテンツはもちろん、対象ゲームであればデータ通信量の90%以上がカウントされません。さらに低速モードにしていても対象コンテンツであれば、高速データ通信状態の通信速度になるのでサクサクと操作ができます。さらに、特典として、一部の対象ゲーム内のアイテムを貰えるなど、スマホゲーマーにおすすめできるSIMカードのひとつです。
無制限プランにするのもひとつの手ですが、データ容量プランにオプションサービスをつけることで、あまり月のデータ通信量を気にせず使用することも可能になります。「どちらの方法がいいのか」を考えるときには、まず、自分がよく使用するコンテンツに特化したサービスがないかをチェックしてみましょう。

無制限プランに向いている人

無制限プランに向いているのは、オプションサービス以外のコンテンツでデータ通信量を多く使用する方です。オプションサービスのない動画コンテンツを頻繁に利用するといった場合には無制限プランの選択が最適だと言えます。しかし、無制限プランでは、使い方によっては通信速度が遅くなってしまう可能性もあるため注意する必要があります。

無制限プランを検討するときの注意点

無制限プランを検討するときには、以下の2点を確認しておきましょう。

  • 毎月何GBを消費しているか?
  • 主に何のコンテンツを使用しているのか?

では下記で詳しく見ていきます。

毎月何GBを消費しているか?

まずは、自分が今、毎月何GB消費しているかを確認しましょう。消費量によっては、無制限プランよりも、データ容量プランのほうが向いている可能性もあります。「データ通信量を気にせず使用したいから」というだけで無制限プランを選ぶのではなく、実際に利用しているデータ通信量を元に検討するのがおすすめです。
また、通信量や契約内容によっては、データ容量プランに各MVNOによって用意されている、追加分の200MBや1GBなどのデータ容量を適宜購入して利用するほうが安いケースも見られるため、しっかり契約内容などを確認して選択するようにしましょう。

主に何のコンテンツを使用しているのか?

次に、何のコンテンツをどう利用しているのかを分析します。もし、利用しているコンテンツなどが含まれるカウントフリーオプションのような割引になるオプションサービスが他のMVNOで展開されているのであれば、オプションを活用しながらプランを考えることが有効になってくる可能性が大いにあります。
割引になるオプションサービスがあまり活用できないときには、無理にオプションを利用せず、データの容量を決定するようにしましょう。

通信量無制限のSIMの選び方!

通信量無制限のSIMの選び方には3つのポイントがあります。

  • 速度にこだわり過ぎない
  • 月々の料金
  • 実効速度の値
では下記で詳しく見ていきます。

速度にこだわり過ぎない

無制限プランの場合、データ容量プランよりも通信速度が落ちてしまう可能性もあります。速度の低下はある程度は許容せねばなりません。そのため、無制限プランを選ぶときには、速度にこだわり過ぎないことがポイントとなります。

月々の料金

比較検討する上で、料金は注目ポイントです。無制限プランは、データ通信のみだとおおよそ2,000円前後、音声通話付きだと3,000円弱の価格帯が多くなっています。さらに料金を考えると同時に、MVNOごとの使用制限といった細かい規約部分にも、注意して見ていきましょう。

実効速度の値

各社が打ち出している最大速度よりも、実際に使用したときの速度はどうしても低下傾向にありますが、実際にどのくらいの速度が出るのかを事前に知ることができれば、無制限プランを検討する上で非常に参考になります。大型家電量販店などでSIMを販売している場合は、実際に店舗へ足を運び、デモ端末で体験してみる方法もひとつの手です。
もし、それが難しいときは、インターネットでそのSIMを使用している方が実効速度の値を公開していることもあるため、参考にしてみましょう。

ポイントまとめ

まずは、大きく分けてデータ容量プランと無制限プランの2種類があることを理解しましょう。データ容量プランの場合、数日間の利用で通信制限の条件となる数値を越えてしまったり、プランごとの通信量を越えてしまったりすると通信制限にかけられるので注意が必要です。そんなときには「低速モード(節約モード)」を駆使して、規定のデータ通信量を越えないように心がけることで、上手に利用できるケースもあります。
また、データ容量プランにはさまざまなオプションサービスが適用される場合もあるため、事前にチェックしておくようにしましょう。オプションサービスは、特定のコンテンツを使用した際にデータ通信量がカウントされない状態になるなど、利用者にとってはありがたいサービスとなっているため、お得に利用できる可能性があります。
自分のよく利用するコンテンツに対応しているオプションサービスがあるのなら、加入することでデータ通信量を気にすることなく快適に利用することができます。

上記を踏まえても、データ通信量が多く、追加のデータ容量パックを購入しなければならなくなるようなときには、無制限プランへの加入をおすすめします。ただし、無制限プランの加入にあたっては、データ容量プランと比較すると通信速度が落ちる場合があるため、注意が必要です。
料金や通信速度と実効速度、通信制限になる可能性などをMVNOごとに比較し、自分の使い方にフィットしたプランを選択できるようにしましょう。

各社の社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。