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格安SIMの初期費用は
どれくらいかかるの?
初期費用やランニングコスト、そして乗り換えにどれくらいの手間がかかるかを合わせて紹介していきます。
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格安SIMには初期費用がつきもの
キャリア・MVNOの基本
NTTドコモやau、ソフトバンク(3大キャリア)といった、自社で移動体通信設備を持つ事業者を移動体通信事業者といい、一般的に「キャリア」と呼ばれています。
また、キャリアから回線などを借りて通信サービスを提供する事業者のことを、MVNO(Mobile Virtual Network Operator/仮想移動体通信事業者)と呼びます。MVNOには格安SIMを取り扱う事業者も含みます。
LinksMateを運営する株式会社LogicLinksもMVNOの一つです。
格安SIMに乗り換える際には、MVNO・キャリア両方に支払う費用が発生する
新規契約の際には、MVNOへの各種手数料が必要です。乗り換えの仕方や時期によっては、キャリアへも各種費用の支払いが発生する場合があります。各種手数料などについて、以下で詳しく見ていきましょう。
格安SIMの初期費用はいくら?
乗り換えではなく新規契約を行う場合、MVNOに支払う初期費用は概ね下記の通りです。
新規契約事務手数料
契約したのが店舗でもインターネット上であっても事務手数料が発生します。多くのMVNOでは3,000円程度かかります。
SIMカード発行手数料
事務手数料とは別に、SIMカードを発行する際に手数料がかかります。発行手数料はSIMカード1枚ごとに発生し、1枚あたり400円程度の場合が多いようです。
ちなみにMVNOでは、
- SIMカードを変更する場合は変更事務手数料
- SIMカードを紛失して再発行をする場合には再発行事務手数料
- SIMカードを追加契約する場合はSIMカード追加事務手数料
- SIMカードの契約を解除する場合はSIMカード削除事務手数料
がそれぞれ発生することがあるのでご注意ください。
端末代金
SIMカードとともにスマートフォン端末も新規購入する場合、端末代金も必要となります。端末代金は性能によって異なり、1万円程度のものから10万円を超えるようなものまで、幅広い価格帯で販売されています。
MVNOによっては端末代金の分割払いも可能です。MVNOや時期によっては、SIMカードと端末をセットで購入すると割引されるキャンペーンが行われていることもあるので、チェックしておきたいところです。
端末はMVNOでも取り扱いのある場合が多いですが、通販サイトや家電量販店、大手スーパー、海外のサイトなど、さまざまな場所でも販売されています。また、リサイクルショップ等で中古端末が販売されていることもあります。
また、これまでキャリアで使っていた端末のSIMロックを解除し、格安SIMを挿入して使うということもできます。MVNOのサイトでは、動作確認済みの端末一覧を公表しているので、自分で端末をSIMロック解除するなどして用意する場合は、そのMVNOで使えるかどうかチェックしておきましょう。
LinksMateでは、一部の動作確認済み端末も同時に販売しております。
取り扱い端末については、「端末・アクセサリ」をご確認ください。
また、「動作確認済み端末一覧」にて、LinksMateが提供するSIMカードを利用可能な端末の情報を掲載しております。
初期費用はいくらくらいになる?
具体的な初期費用の金額はどのくらいなのでしょうか。
LinksMateの場合は以下の通りです。
- 新規契約事務手数料が3,300円
- nanoSIM・microSIM・通常SIMの発行手数料が0円
- eSIMの新規発行手数料が550円
- 端末代金
- 送料は沖縄を含む離島のみ2,200円、それ以外は一律1,100円
また契約月の利用料金も初期費用に合わせて請求致します。
- すべて税込み価格
最低でも送料+端末代金 (+消費税など)が必要となります。
初期費用の他に必要な費用はある?
新規契約ではなく、今契約しているキャリアやMVNOから乗り換える場合は、他にも費用がかかります。「MNPを利用して電話番号をそのまま使う」「利用期間の制約があるプランを契約している」「今ある端末を使いたい」など、それぞれのケースで別途費用が発生します。
MNP転出手数料
MNP(モバイルナンバーポータビリティ:Mobile Number Portability)とは、携帯電話会社を変更する際に、それまで使っていた電話番号をそのまま引き継げるサービスです。3大キャリア同士でも、MVNOとキャリアの間でも、MVNOとMVNOとの間でもMNPは利用可能です。ただし、キャリアからMVNOへの乗り換え、MVNO同士の乗り換えは、各MVNOがMNPに対応していることが前提となります。
LinksMateでは、MNP転出元の携帯電話会社に対しての制限は設けておりません。
MNP転出には、転出元へ支払う手数料がかかります。この手数料はMNP転出料、MNP転出手数料などと呼びます。
3大キャリアでは、MNP転出料は下記の通りです。
- NTTドコモ:3,300円(2021年4月1日以降のMNP予約番号発行分より無料化)
- au:3,300円(2021年4月1日以降の転出分より無料化)
- ソフトバンク:0円
- 2021年3月時点
- すべて税込み価格
違約金
24ヶ月の契約期間、いわゆる2年縛りがついた料金プランや割引サービスがあります。この2年縛りは2年単位での継続利用を条件に割引等を行っており、利用者からの申し出がない限り自動更新されます。
2年ごとに2か月更新期間がありますが、この期間以外でMNP転出を含めて解約を行うと、違約金が発生します。違約金は解約金や契約解除料とも呼ばれています。違約金の金額は通信会社や契約月数、プランの加入状況によって異なり、3,000円程度~2万円以上と幅があります。キャリアだけでなくMVNOにも最低利用期間等、一定の契約期間を設けているところがあります。期間終了前に解約を行うと違約金が発生する場合があります。
違約金の支払いを避け、費用を抑えたいのであれば、更新期間内に手続きを完了させましょう。
分割払いをしているスマートフォン端末代金
スマートフォンの端末代金を分割払いしていて残金がある場合、一括での支払いはもちろん、引き続き分割払いが選べることが多いです。詳しくは端末を購入したキャリアやMVNOに確認してみましょう。
ただし、端末代金の割引サービスが適用となっていた場合、解約するとその適用から外れます。引き続き分割払いを行う場合は支払い金額がどう変わるか、解約前に確認しておくと良いでしょう。
SIMロック解除費用
「SIMロック」とは、自社以外のSIMカードでは動作しないように端末に制限をかけるものです。3大キャリアから販売される端末にはこのSIMロックがかけられています。反対にSIMロックが施されていない端末は、SIMフリー端末と呼ばれます。
キャリアで使っていたスマートフォンや携帯電話を格安SIM用として引き続き使いたい場合や、海外で他社のSIMカードに入れ替えて使用したい場合などには、SIMロック解除を行う必要があります。
2015年5月1日以降に新たに発売された端末は、SIMロック解除が義務化されました。契約しているキャリアに依頼すれば原則的にSIMロックを解除してもらえます。また、SIMロック解除についてキャリアごとに条件が定められています。該当しているかどうか確認が必要です。
店舗で解除してもらう場合は、本人確認書類を用意していき、その場で解除料の支払いをしなければなりません。インターネット上で解除を行う場合は、暗証番号やパスワードが必要な場合があるため、事前に確認をしておきましょう。
3大キャリアのSIMロック解除料は下記の通りです。
NTTドコモ |
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---|---|
au |
|
ソフトバンク |
|
- すべて税込み価格
- 2017年8月時点
その他必要なもの
その他、格安SIM契約時に必要な物があります。これらの用意のために多少の費用がかかる場合があります。
本人確認書類
SIMカードを契約する際は、本人確認のため、本人確認書類の提出が必要です。
本人確認書類は、運転免許証やパスポート、個人番号(マイナンバー)カードなどです。療養手帳や特定疾患医療受給証といった一部の書類には、住民票や公共料金領収書などの補助書類が必要となります。
※2024年1月11日(木)をもちまして、健康保険被保険者証、後期高齢者医療被保険者証の本人確認書類としてのお取り扱いを終了しました。
クレジットカードなど料金の支払いに使うもの
多くの格安SIMの利用料金はクレジットカードで支払うことになります。通常クレジットカードは契約者本人の名義でなければなりません。
一部のMVNOではクレジットカードではなく、口座振替や系列会社のポイント払い等の対応をしているところもあります。
LinksMateでは、支払い方法をクレジットカード決済とLP(リンクスポイント)から選ぶことができます。
LPは、クレジットカード決済や銀行決済、コンビニエンスストア決済で購入し利用することができます。
LPの詳細については、「決済手段について」をご覧ください。
MVNOから他のMVNOへの乗り換えではどうなる?
MVNOから他のMVNOへの乗り換えでも各種費用が発生する場合があります。金額等はMVNOによって異なります。
MNP転出
MNP転出に対応しているMVNOでは、キャリアと同様にMNP転出手数料がかかります。MNP転入の際、転入費用はかからないとしている場合がありますが、新規契約事務手数料が発生します。
最低利用期間
MVNOの中には、最低利用期間を設けているところがあります。この期間が終わるよりも前に解約やMNP転出を行うと違約金が発生します。
なお、LinksMateには最低利用期間はありません。
SIMカード削除事務手数料
SIMカードを削除するための事務手数料を設定しているMVNOもあります。SIMカード1枚ごとに費用がかかります。
SIMカード返却のための費用
解約の際にはSIMカードをMVNOへ返却することになります。返却のための送料は、利用者の負担となることがあります。
キャンペーンが行われている場合がある
MVNOでは時期によってはお得なキャンペーンが行われることがあります。
たとえば
- 違約金分の金額をキャッシュバック
- 特定のオプション等の料金が数ヶ月無料
- 事務手数料等が安くなる
- 端末の割引
といったさまざまな内容のキャンペーンが過去にありました。キャンペーンが行われるタイミングがうまく合えば、活用して節約につなげたいところです。
格安SIMに乗り換えてからのランニングコストはどうなる?
では実際に費用を計算してみましょう。
初期費用、ランニングコストを計算してみる
たとえばLinksMateで、
- データ通信+SMS+音声通話機能のSIMカード
- データ通信容量:5GB
- MNP転入
- NTTドコモで使っていた端末をSIMロック解除して使用
- 端末代残金なし
- 契約更新月の乗り換え
として契約するとします。データ通信容量は追加せず、通話も行わなかったものとします。
NTTドコモへの支払い |
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LinksMateへの支払い |
nanoSIM・microSIM・通常SIMの場合の利用例
eSIMの場合の利用例
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初期費用 |
nanoSIM・microSIM・通常SIMの場合 計 4,403円 eSIMの場合 計 3,853円 |
ランニングコスト | LinksMate 1,213円/月額 |
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- すべて税込み価格
- 2024年4月時点
ポイントまとめ
乗り換えの際にはさまざまな手数料や違約金がかかります。しかし、格安SIMの月々の料金プランはキャリアと比べるとかなり低価格であることが多いため、一時的に費用が発生したとしても長期的に見れば安くなる場合があります。
現在のスマートフォンの契約状況を確認して乗り換えにかかる費用を洗い出し、どれくらいの期間で節約効果が生まれるか、分析してみてはいかがでしょうか。
長期的な観点で、自分の使い方に合った格安SIMを検討してみてください。