MVNOのギモンを解消!

格安SIMでスマホゲームは
快適にできる?

使い勝手や必要容量を徹底解説!

多くの方のスマホには、ゲームアプリがいくつかはインストールされているのではないでしょうか。スマホゲームには電車やバスの待ち時間に軽くプレイできるものから、思わず夜を徹してしまいそうになるほど深く練り込まれたものまで、さまざまです。

それでは、スマホの利用料金を節約できる格安SIMはそういったゲームのプレイに向いているのでしょうか?遊ぶゲームのジャンルをはじめ、プレイスタイルごとにどのようなプランが向いているかをこの記事では解説します。ゲーム好きで格安SIMを活用したい方はぜひ参考にしてください。

快適にゲームがしたいなら

ゲームを快適にプレイ、と一口に言いますが、快適の意味合いは大きく分けて2つの視点が考えられます。

データ通信速度とゲームプレイ速度の関係

通信速度などに問題なくスムーズにゲームができる状態かどうかという視点です。

契約プランの通信容量とゲームプレイ頻度の関係

頻繁にゲームをしても、契約した通信容量でゲームが快適にプレイできるかという視点です。通信容量を気にして遊ぶ時間を抑えるのでは、快適とは言い難いでしょう。
そのように考えたとき、格安SIMが快適なスマホゲームのプレイに適しているかどうか、次は通信速度と契約料金の視点から確認してみましょう。

格安SIMをゲームにおすすめできる理由

一般的に、3大キャリアの方が通信速度が速く、通信自体が安定しています。それでも格安SIMは料金プランが3大キャリアに比べて低価格設定になっていることと、複数のMVNO事業者を比べることで、通信容量や利用するアプリに応じてプランやオプションを選択することができ、ゲームユーザーには十分おすすめができます。
3大キャリアに比べて、自分のスタイルに併せた料金プランを探すことができるでしょう。

また、格安SIMのデメリットになりうる通信速度についても、混雑時を避ければ通常のプレイには問題がでません。次ではそれらのポイントをご紹介します。

快適にゲームをするには?

一般的には3大キャリアよりも通信速度が出ないと言われている格安SIMですが、すぐにできる対応策としては、通信が集中して速度が落ちがちな場所や時間帯(平日のランチタイムや通勤・通学時間の電車内など)等、回線が混みあうシチュエーションを避けることが挙げられます。

快適にプレイするための通信速度は?

通信速度に関しては、プレイするゲームや端末、機種、環境によっても異なってくるため、「これくらいの速度が出ていれば安心」という具体的な数字を出すことは難しく、一概に提示してご紹介することはできません。

ただし、ゲームのインストールやアプリのアップデート、初回プレイや大きなシナリオの追加では大量のダウンロードが発生します。この場合の待ち時間は大きいため通信速度の落ちる時間帯には行わない方が良いでしょう。
たとえば、「グランブルーファンタジー」のAndroid版を2017年7月にインストールして開始したときには、最初にダウンロードデータとして「1.98GBの更新データがあります。ダウンロードを開始します」というメッセージが出てきます。
仮に、一般的に格安SIMで動画を見たりアプリで通信したりする際の速度において快適と思われる10Mbpsの速度でダウンロードした場合、何分かかるのかを計算すると下記になります。

1.98GB=1.98×8Gigabits(1Byte=8bitです)=15.84Gigabits
15.84Gigabits(1Giga≒1024Megaです)×1024Megabits=16220.16Megabits

通信速度が10Mbps(bit per second)だと、16220Megabitsは
16220÷10=1622秒≒27分
つまり、平均10Mbpsの通信速度でも1.98GBのデータをダウンロードするためには、およそ27分の時間がかかることになります。

  • この結果は、ダウンロード中ずっと10Mbpsの速度が維持できた場合の計算式です。

通信速度が気になるゲーム、気にならないゲーム

データ通信の速度がスマホゲームにどの程度影響を与えるのでしょうか。

実は、通信速度が快適さに直結するゲームと直結しないゲームがあります。
直結するゲームの例としてはMMORPG(オンライン型、複数人で協力するタイプのロールプレイングゲーム)が挙げられます。1つのゲーム世界に複数のプレイヤーが参加して遊ぶものになりますので、通信速度はゲームの進行に大きな影響を与えます。MMORPGはデータ通信速度が大切なゲームと言えるでしょう。

ネット対戦型の麻雀や囲碁・将棋・ポーカーのようなテーブルゲームも通信速度が大切なゲームです。通信が遅いと、自分の順番をパスしなければいけなくなるなど、勝負に不利な状況ができてしまいます。 ただし、これらのテーブルゲームは1回ごとの通信量自体は大きなものにはなりません。細かくスピーディーなデータ通信が求められます。

1人で行うタイプのゲーム、特にパズルゲームや思考タイプのゲームは通信速度がゲームの快適さに与える影響は小さくなります。各ステージの開始時にデータを読み込むようなこともありますが概ね大きなデータにもならず、また、通信に問題が発生してステージの読み込みが遅くなっても、少しだけ待てば解決します。読み込みが遅くなると不快感を感じるかもしれませんが、このタイプのゲームの進行には影響を与えません。

ほとんど通信が必要のないゲームもある

ストアからインストールした際に、既にゲームの情報がアプリ内に入っているゲームもあり、この場合はほとんどデータ通信を行いません。例えば家庭用テレビゲームをリメイクしたアプリなどは、プレイ中の通信がほとんどありませんし、ゲームの開始時に軽微な通信が発生するケースがまれにあるだけ、というものも少なくありません。
シナリオが追加されるタイプのものでなければ、アプリケーションの不具合がない限りバージョンアップをしない、というタイトルもあります。

短期間の集中利用による通信速度制限に注意しよう

格安SIMはMVNO事業者によってさまざまなルールを設けています。その中でゲームユーザーが気をつけなければならないもののひとつに、3日間程度の短い日数での通信量に関する制限があります。


たとえばLinksMateの制限では

  • カウントフリーオプション対象(後述参照)のアプリケーションから長時間、大容量のデータ通信を行った場合
  • テザリング(パソコンなどからスマホなどを通してインターネット接続すること)で複数台の端末からデータ通信を長時間行った場合

上記の場合は、カウントフリーオプションが一時停止され、全て高速データ通信を利用したカウント対象となります。

  • 一時停止となったカウントフリーオプションは翌月に自動的に利用再開となります

また、低速モードでの通信時にも

  • 低速モード時に3日間で300MBを超えるデータ通信を行った場合にデータ通信規制状態になる

という制限があります。
この場合はデータ通信容量を追加購入するか、4日目以降に過去3日間のデータ通信量が300MB相当未満になると自動的に解除されます。

他社の事例では、

  • 高速データ通信状態をOFFにしている、または通信容量の残量がない、低速モードでの通信状態で3日あたり一定の通信量を超えた場合に、4日目に通信速度を制限する場合がある
  • 特定の通信プランを使用しており、高速データ通信状態かどうかに関わらず、直近3日間の通信量が一定量を超えると通信速度の制限をする場合がある

上記の事例を見ると、基本的には低速モードでの通信時に長時間ゲームをプレイした場合に通信制限への注意が必要ですが、プランによっては、高速データ通信時に短期間での大容量の通信を行うことで、通信制限にかかる場合もあります。

契約しようと思っているMVNOのWebサイトを確認し、通信制限の有無をチェックし、可能であれば通信容量の範囲内で遊べるようにしておくと良いでしょう。

アプリやデータのダウンロードについて

一般的に、ゲームアプリで大量の通信量が発生するのは

  • アプリのインストール時
  • 初回起動時
  • アプリのアップデート時

になります。

例えば、その時の環境にもよりますが、アプリのインストール時、アップデート時にはその都度ダウンロードが発生し、たとえば高速データ通信速度がランチタイム時にこれだけの速度が出ていれば速いと思われる3Mbpsが出ていた場合、ダウンロードサイズが約64.5MBのあるアプリでは単純計算でおよそ170秒かかります。

3Mbps=0.375Mbytes(1Byte=8bit)
約64.5MBとして、64.5MBytes÷0.375MBytes/秒=172秒

実際にゲームを遊ぼうとして170秒≒3分も待つのは体感では長すぎると感じるでしょう。

高速データ通信速度で10Mbps出ていた場合でも、先ほどのダウンロードサイズが約64.5MBのアプリでは単純計算でおよそ51秒かかると考えられます。

10Mbps=1.25Mbytes(1Byte=8bit)
約64.5MBとして、64.5MBytes÷1.25MBytes/秒=51.6秒

通信速度として十分と思われる10Mbpsの速度が平均的に出たと仮定して、ダウンロードに50秒を超える時間を求められると、遊びたいときにすぐ遊べる、という感覚にはならないのではないでしょうか。

契約している通信容量にも気を配ろう

前述したダウンロードサイズが約64.5MBのアプリを例として、データ通信容量が1GBの契約の場合、1GB=1,024MBですから、1GBで約64.5MBのゲームアプリをダウンロードできる本数は1024MB÷64.5MB≒15.9本。同程度のアプリを16本インストール・アップデートするだけで毎月のデータ通信容量を超えてしまいます。

遊ぶゲームの本数が多い人、遊ばなくなったゲームも起動して最新の情報にしておく、デイリーでもらえるアイテム(ダイヤや素材等)を確保しておくといった方はある程度データ通信容量を多めに持っておいた方が良さそうです。

頻度別の通信容量おすすめを紹介

もちろんゲームによって異なりますが、ヘビーゲーマーからライトゲーマーまで、このくらいの容量があればおすすめ、というデータ通信容量のおおよその目安をご紹介します。

以下は、あくまでWi-Fi環境がない場合のおすすめになります。せっかく格安SIMで料金を節約するので、Wi-Fi環境があるところではそれを活用して、より安価な通信容量の契約を結ぶ方がお得です。

ヘビーゲーマー

あるゲームで、スタミナ値など時間で回復するものを待っている間にほかのゲームをプレイする、といった形で複数のゲームを順繰りに遊ぶタイプの人であれば、ゲームのプレイ時間が多く、アプリのインストールやアップデートも頻繁になることでしょう。またはMMORPGを遊ぶ人は、起動している間は常時、大量のデータ通信を行います。10GBから20GBの契約容量があれば安心と思われます。

格安SIMの事業者によっては、1ヶ月当たり20GB、30GBといった通信容量が選択できるものがあります。「LinksMate」にもそのような通信容量のプランがあります。テザリングやゲーム・動画のヘビーユーザーにはおすすめのプランになります。

やり込むプレイヤー

1つのゲームをやり込みプレイするのであれば、単純なプレイ時間の長さに加え、ゲーム内のボーナスを得るためにSNS連携を行ったり、メーカー公式サイトやほかのヘビーユーザーの公開している情報を常にチェックしたり、自分でも攻略情報を登録するなどさまざまな形でゲームを楽しんでいるものと思われます。

ゲームのやり込み具合次第ですが、通信量の軽いゲームをヘビーユーザーとまではいかない程度に楽しむのであれば3GBで十分と思われます。通信量の多いゲームでも6GBから10GBほど通信容量があれば十分でしょう。

ライトゲーマー

待ち時間や電車の移動中などに、さっとステージクリア型のゲームを行うようなプレイヤーは、比較的データ通信量が軽めと言えます。

その場合には、3GB程度の契約があれば十分と思われます。アプリのアップデートがあっても耐えられますし、ゲームの情報をスマホで確認したり、攻略動画をたまに見てプレイの上達を目指したりするのにも支障がでません。

ごくたまに遊ぶ

ゲームにかかるデータ通信自体はあまりなさそうです。通信容量は1GBもあれば十分と考えられます。むしろ、SNSやメール、動画視聴などそのほかの用途でデータ通信量を必要とすると思われますので、その通信量を把握するのが大切です。

月によってゲームの遊び方が異なり、高速データ通信の利用量が一定にならないという人には、利用した通信容量に応じて支払う金額が自動的に変更になるプランや、MVNO各社で展開されている、余った高速データ通信量を翌月に繰り越すことができる料金プランを検討すると良いでしょう。

特定の通信量を割引する格安SIMも

3大キャリアにはなくいくつかのMVNOが行っている特徴のひとつに、特定のアプリの通信を無料にしたり、通信量を割り引いたりするカウントフリーオプションサービスがあります。

同様のことをゲームアプリ中心に行っているのがLinksMateです。ゲームを初めとした多くのアプリの通信を90%以上OFFにする「カウントフリーオプション」がある、ゲーマー向けの格安SIMです。たとえ低速データ通信状態になっても、対象コンテンツは高速データ通信状態を維持するため、対象コンテンツのヘビーユーザーにはお得感があります。

「あんさんぶるスターズ!」、「グランブルーファンタジー」、「刀剣乱舞-ONLINE- Pocket」といった人気ゲームから、Twitter、Facebook、AbemaTV、AWAといったコンテンツを楽しめるアプリも通信容量を大幅にカットできます。

ポイントまとめ

スマホのゲームはついつい長い時間プレイしてしまうものもあります。ここでちょっとだけ課金して続ければ便利なアイテムを得られる、クリアできるという繰り返しで、気がついたら何時間も遊んでいた、といったこともあるでしょう。

要求されるデータ通信量、データ通信速度はゲームによって異なるため、一概に「この料金プランであれば大丈夫」、という答えがありません。iPhoneでもAndroidでもデータ通信量を調べる画面が「設定」アプリから見られますので、こちらを確認しつつベストなプランを選択したいものです。

ゲームにお金を使うのであれば、SIMの契約でなくゲームの課金に回したいもの。通信料金が安くて済む格安SIMを上手に活用して、有効なお金の使い方をしたいものですね。

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